2008年05月01日

初スタチン

d8df5a9d.jpg今日は会長と中谷さん、私の3人がログハウスに9時に集合して杖の峰にあがりました。落ち前の少し薄日がさす中、9時40分に会長がまずダミーで飛び出し、すぐにランディングへ。
私も今回が13回目のフライトチャレンジで、前回のビッグフライトの為か、はやる気持ちで機体をセットしていざ準備完了。中谷さんにビデオを渡し、何時でもOKの気分だが東風が思ったより強く、前の吹き流しも垂れ下がったり、真横に流れたりと方向がいまいち定まらない。一度立ち上げに失敗して、東風が弱くなるのを見計らって、アゲンスト2m程で2度目のテイクオフ、少し下がりながらの立ち上げはまずまず、頭上安定したのを確認して、二三歩走り出したところで足が空を蹴った。
大丈夫か?と思いつつハーネスに座りかけた、それがスタチンへの第一歩だった。機速は落ち、アゲンストの風も私を上昇させる程の力は無い。再び足が地上についたが、その時はハーネスに体の半分を預けていたので、力強い走りはもうできない。何歩か地上を蹴り再び浮いた時には、左の吹き流しの立っている木が目の前に迫っていた。右旋回するようにブレイクを操作するも時既に遅し、左のラインが木に掛かりあっけなくスタチンした。落ちながらスローモーションのように流れる時間の中で『ツリーランとはこのように衝撃がなく、ゆっくりしたものなのか?』と思いながら、テイクオフから出てまもない小さな木にぶら下がって止まった。
程なくして無線で『大丈夫!?』と入り。『大丈夫です!』と答えて回収に取りかかった。(中谷さんも直ぐに駆けつけ回収を手伝っていただき、本当にありがとうございました。)
回収は30分程で済んだのですが、その時は既に東風がランディングでも強くなり、私はこの時点でフライトは断念!中谷さんがこの後フライトするも、吸い上げが強いので危険と判断して直ぐにランディングして、今日のフライトは終了した。

このあと大和屋で昼食をとりながら、ビデオに映ったスタチンを観て会長が一言「左引き過ぎてないか?」私は「意識して引いた覚えは無いのですが・・・」と答えたものの、確かに左のブレイクが引かれているようだ。
後でビデオで確認してみると、最初にハーネスに座りかけたときに、左腕を下ろした状態で座ってしまったのに加え、再度機体が下がってしまったのにもかかわらす、腕を上げずにそのままの状態で走っていたので、東風以上に、そのまずい操作がさらに状態を悪化させていたのでした。

「機速が十分でないのにハーネスに早めに座ろうと思ってしまった。」これがスタチンのきっかけであり、最も反省すべき点ではあるが、機体の操作を誤っていなければ防げたスタチンでもあったのでしょう。
まだまだ駆け出しのフライヤー、この失敗をよい経験と捉え日々努力しなければ・・・と反省の多い初スタチン体験でした。

toshi_m77 at 23:22│Comments(1)TrackBack(0) パラグライダー日記 

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この記事へのコメント

1. Posted by 私も   2008年05月02日 03:17
貴方より飛び始めは遅いが、この前私がお先にスタチンしましたので、スタチン先輩ですW。
さらに学ぶことが多くなったと、私は
思いました。
百聞は ワンスタチンにしかず

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